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2016-02-04

「作ると考える」

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015:「作ると考える」今村仁司
(新書本→革装薄表紙)

Q1:あなたがこの本と出会ったきっかけは?
劇団に入ったときに、読むように薦められた。

Q2:この本のどんな所が気に入っていますか?
簡潔さ、内容も含めたコンパクトさ。
小さな精密機械のようなところ。

Q3:一番好きな言葉や場面は?
うまく答えられませんが、まだ読み込んでいないということでしょう。
第二部「考える精神」のほうが、読んでいて興奮します。

Q4:どんな状況でこの本を読みたいですか?
つねに持ち歩いて、ふと、読みたい。
どんな状況でも近くにあると安心する本。

Q5:この本にまつわる印象的な記憶や思い出を教えてください
何回か著者とお会いしたが、子どものような笑顔と強い知的精神が印象的です。
残念ながら亡くなってしまいましたが、この本とゼミのノートを読みかえし続けたい。
今村さんと対話するように。

空想製本屋から
著者と持ち主さんの思い出がつまった本。
著者は「明るくカカカ、と笑う、黄色のイメージ」ということで、からし色の革に。歴史の不連続点、亀裂や裂け目を捉える考え方が書かれた本なので、そのイメージを具象化。革を裂け目を作るように切りとり、その間から汚し金の和紙を覗かせました。
手帳のように、柔らかい表紙で持ち歩きのしやすいように仕立てました。

*コメントは、持ち主の方の許可をいただいて掲載しています。