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2016-05-13

ワークショップ「重ねて物語をつむぐノート」at 南桂子展

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季節は春から、すっかり初夏に移り変わっています。緑が眩しい季節です。
6/20(月)、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションの南桂子展に合わせて、手製本ワークショップ「重ねて物語をつむぐノート」を開催します。
銅版画家・南桂子は、鳥、樹、たたずむ少女、果てしなく広がる空といったモチーフを使い、童話的とも評される独特の世界を描きました。
一見、可愛らしく少女的でもあるその画風は、実は緻密な作業と丹念に計画された画面構成の上に成り立っています。
今回ワークショップを開催するにあたり改めてその画業に触れ、高い技術力と独自の感性を併せ持つ希有な人物だったのだと感じました。

いくつもの版を重ねて、その重層性により奥行きのある画面を作りだす、銅版画。
ばらばらの紙を重ねて綴じて、一つの世界を織り上げる手製本。
南桂子の作品から連想する「透明感」、「風」をキーワードに、手のひらサイズのノートを作ります。
銅版画と手製本、技術は違いますが、南桂子の世界観を、紙と糸を用いて織り上げる体験をしていただけたらと思います。

開催は展示会場の中で。絵に囲まれてのワークショップ、とても楽しみです。


手製本ワークショップ 「重ねて物語をつむぐノート」

様々な色や形、質感の紙を組み合わせ、製本の基本技法である「一折中綴じ」でつくるノート。銅版画の版の重なりのように、紙の積層が一つの風景や物語を生み出します。半透明の表紙からは中の紙が透けて見え飾って楽しむこともできます。
講 師─本間あずさ(製本家/「空想製本屋」店主)
日 時─6/20(月)
【午前の回】10:30~13:00
【午後の回】14:00~16:30
定 員─各回10名
持ち物─はさみ、カッター
A5サイズまでの好きな紙を綴じることも可能。使用したい紙があればご持参ください。
参加費─2300円(入館料・材料費込)
申 込─5/26(木)12:00より電話にて受付開始(先着順)

※休館日の開催ですが、参加の方は展覧会をご覧いただけます。
※小学校高学年から参加可能。(要大人同伴)
※お申込み後、開催直前でのキャンセルはご遠慮ください。

会場:ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
Tel:03-3665-0251 Fax:03-3665-0257