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2016-02-04

「戦後日本の思想」

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017:「戦後日本の思想」久野収、鶴見俊輔、藤田省三
(文庫本→布装厚表紙、くるみ製本)

Q1:あなたがこの本と出会ったきっかけは?
三十数年前に久野先生にいただいたのが、この本と出会うきっかけ。
今回文庫で再版され、藤田省三先生の奥様にいただいた、思い出深い大切な本です。

Q2:この本のどんな所が気に入っていますか?
久野、藤田、鶴見氏ら三人の熱い議論と、戦後の日本社会に対する厳しい批評の眼。

Q3:一番好きな言葉や場面は?
思想・イデオロギーに対する警告としての<自分の力についての断念>

Q4:どんな状況でこの本を読みたいですか?
いつでも。読みたいと思ったときに。

Q5:この本にまつわる印象的な記憶や思い出を教えてください
藤田省三先生を知ったはじめての本。
この本で藤田先生の言葉にはじめて触れました。

空想製本屋から
著者の奥様に贈られた本ということで、「手紙」のような本だと思います。
(実際の手紙も一緒に綴じ込んであります。)
様々な思想がうまれていった戦後の「闘い」の空気、「下降を通しての上昇」などを表現して、布に絵の具で銀色の線をひきました。

*コメントは、持ち主の方の許可をいただいて掲載しています。