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diary

「庭の本 風」

 

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今週末13、14日は「「工房からの風」
工房からの風のみなさんと作った新刊「庭の本-風」、当日、文庫テントにて30部限定で販売いたします。
手仕事の庭に育つ10の植物について、10の作家が絵と文章で綴ったアンソロジーです。
定価3,500円。エディションナンバーつき。
工房からの風のブログでも、ご紹介くださっています。
先月、ご自身でこの本を綴じるワークショップも、人の手と庭、そして本とのつながりを思う、豊かな時間でした。

 昨日押し花を入れる作業をして仕上げました。
藍、ぶどうの葉、レモンの葉、絵筆菊…、お庭の植物の何が入っているかはお楽しみです。
本を開けばいつでもそこにお庭が広がるかのような一冊。
私にとっても、自身の作品としての「庭の本」の発表から一歩広やかな世界へ踏み出し、
お庭や作家さん方との関わりから、本づくりの輪が大きく広がった経験でした。

本と庭、庭と人とのつながりについて、豊かな思索を育んでくれる一冊です。
限られた部数ではありますが、手にとった方々の心の中に、その方だけの庭が、育っていきますように。
寄稿いただいた作家さん、編集、デザインの宇佐美さん、関わってくださった方々に心からの感謝を。
日曜日、私も会場におります。
晴れますように!

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ワークショップ「庭の本ー風 を綴じる」at galleryらふと

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去年出展をした千葉・市川での野外展「工房からの風」。
今年は10月13、14日の本展でお披露目となる本の制作に関わらせていただいています。

工房からの風への予感高まる9月の連休に、この本を一足早くご自身で製本するワークショップを開催します。
お庭の植物にまつわる文章と絵を編んだ本を、自ら製本家となって綴じていただきます。
巻末には、お庭の草花を一緒に収めるポケットもついています。

ワークショップだけのお楽しみ、表紙と草木染め糸もお選びいただきます。
らふとさんのお庭を眺めながら、「庭の本」を綴じる…きっと心地よい時間になると思います。

文章や絵を寄せていただいたのは、工房からの風にゆかりのある10人の工芸作家さん。
植物と手仕事をつなぐ、素晴らしい内容になっています!


9/17(月祝)「庭の本-風 を綴じる」at ギャラリーらふと(千葉・市川)

講師:空想製本屋
第1回:10時半~13時 第2回:14時半~17時
定員:各回5名様 会費:4000円

10月の新刊「庭の本 – 風」。
手仕事の庭に育つ植物をテーマに工芸作家10名の文章と絵を編み、
空想製本屋・本間あずささんが手製本で仕上げるアートブックです。
ワークショップではひとあし先のお披露目とともに、
ご自身が製本家となって一編一編を針と糸で綴じ、一冊に仕立てていただきます。

《庭の本  風》
手仕事の庭の植物をめぐるアンソロジー。
素材として、モチーフとして、育てるひととして、愛でるひととして、
植物とのストーリーを工房からの風ゆかりの工芸作家10名に寄せていただきました。
庭の光や香りが、この本を渡る風にのって届きますように。
本文 24ページ・148mm×174mm・リソグラフ印刷・草花ポケット付

執筆作家:
Anima uni(レモン)/大野七実(バラ)/クロヌマタカトシ(楠)
sun and snow(綿)/戸塚みき(藍)/にしむらあきこ(紫陽花)
初雪・ポッケ(葡萄)/松塚裕子(水仙)/森友見子(絵筆菊)
吉田慎司(ホウキキビ)

草花ポケットのために、押し花をさまざまにご用意しています。
綴じ糸は、庭の植物で染めた糸のなかからお好きな色を。
表紙、綴じ糸、押し花の組み合わせを選べるのはワークショップだけのお楽しみです。

お申込みはギャラリーらふとさんのホームページから。他の作家さんのワークショップも魅力的です。
http://www.kouboukaranokaze.jp/

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2018-08-22 | diary, お知らせ

アトリエ、移転します

2018年10月から空想製本屋のアトリエを移転することにしました。
場所は現在のおとなり、JR中央線・東小金井駅徒歩10分、西武多摩川線・新小金井駅徒歩1分の路面店舗です。

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新アトリエは、新小金井駅前のノスタルジックな商店街の一角にあります。
かつては小金井市の中心地だったというこの地には、今でも、魚屋さん・八百屋さん・お豆腐屋さん・和菓子屋さん…地元の個人商店が元気に営業しています。
西武多摩川線の踏切のカンカンという音も何だか懐かしく。
そんな場所で、「街にひらかれたアトリエ」を、つくっていこうと思います。

これまでは自宅内アトリエで、お越しいただくにもお気遣いいただくことが多かったのですが、
よりオープンな場所を目指していきたいです。
いずれ、予約なしでお越しいただけるオープンアトリエ日も設けたいと思っています。

また、アトリエの移転に伴い、10月から製本教室の月2回コース、第1・3金曜日クラスを新設します。
午前クラス(10-13時)、午後クラス(14-17時)各3名ずつの募集です。初回は10/5(金)です。
教室の内容はこれまで通りですが、より街に開かれたアトリエとして、育てていけたらと思っています。

ご興味のある方のお申し込みをお待ちしております。

昨日、鍵をもらいました。
新しい場所へ移るドキドキ感と、家以外の場所の鍵を手にする責任感。
まだガランとした部屋の中に、少し手を入れて、引越しまでの準備をします。
また移転完了したら、お知らせしたいと思います。

まずは移転します!のご報告まで。

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子どもの手製本ワークショップ「穴あき絵本を作ろう!」

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梅雨に入りじめじめとした日々が続きますが、この時期を抜ければ、夏はすぐそこに。
7月末の夏休み、子どもたちと一緒に本のかたちで遊ぶ、ワークショップを開催します。
会場は、昨年末にも子ども向けワークショップを開催した三鷹のよもぎBOOKSさんです。
当日は、絵本「めがねこ」原画展開催中とのことで、めがねのような丸い穴のあいた絵本を作ります!
穴からのぞく紙の重なりを楽しんだり、穴あきの形から空想して自由に絵を書いたり、自分だけの絵本を作りましょう。
絵本は大切に読むもの、それはもちろんですが、
自分でつくる絵本には、好きな紙を加えたり書き込みをしたり穴を開けたり破いたり…何をしても自由!
自分の手から本をつくる楽しみ、紙から物語を空想する楽しみを、ぜひ味わってもらえれば嬉しいです。

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子どもの手製本ワークショップ「穴あき絵本を作ろう!」

めがねのような、丸い穴のあいた絵本を作りましょう!
色々な紙を組み合わせ、針と糸で綴じて本の形に仕立てます。
大小の丸い穴をあけたり、絵を描いたり、紙の重なりから自由に空想をふくらませて絵本を作りましょう。
紙を糸で綴じる、「せいほん」の魅力も体験できます。
夏休みの自由研究にもおすすめです。
 
 ◯日時
 7/29(日) ①11時〜②13時〜③15時〜 所要約1時間
 ◯会場
 よもぎBOOKS
 (〒181-0013 東京都三鷹市下連雀4-15-33 三鷹プラーザ日生三鷹マンション2F)
 ◯参加費
 1,500円
◯対象年齢
 小学1年生〜(製本用の先が丸い針と糸を使います) ※小学校低学年のお子さまは、保護者同伴をお願いします。
◯定員
 各回4名
◯持ちもの
(絵本に綴じこみたい紙が追加であれば)A5サイズまでのお好きな紙
 ◯お申し込み
 お名前、ご参加人数、ご連絡先を添えて、よもぎBOOKSさんまでお申し込みください。
 TEL 050-6870-6057  Email yomogiworks@gmail.com
*すべての回で満席となりました。お申込みありがとうございました。
 以降キャンセル待ちを承ります。(7/1追記)
余談ですが、娘も5歳になり、工作大好きに育ち…今回も、彼女に色々とダメ出しされながらアイディアを考えました。
子どもにとって紙はとても身近な素材ですが、スマホなどデジタルなものに親しむ機会が増えている分、手で紙を触って思うがままに遊ぶことが減っているように思います。
そして絵本を読む機会も然り。
絵本を読む、読んでもらう楽しみはもちろんですが、自分の「手」とからだを使って本と向き合う時間を、もっと作っていきたいと思います。
本は自分の手で作れるもの、お気に入りを集めて大切にとっておけるもの、自分の手を加えて変えていけるものでもあるのです。
読む+αの楽しみを、本そのものと出会う喜びを、小さな子どもたちにも。
 
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2018-01-16 | diary, 制作日記

2018年

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材料の仕入れに行った道すがら、紙屋さんの店先で見つけた三椏の蕾。
この花が開くと寒い中にも春を感じる。
もうすこし、もうすこし。あと2週間くらいだろうか。
うちの庭のは大きく育っていたけど去年枯れてしまった。
今年はまた、植えてみようか。

まさかのインフルエンザ発症から始まった今年、スロースタートながら日常を取り戻しつつ、、ある。
突っ走り過ぎた昨年後半を反省しつつ、
公私ともに足元を確かめつつ進む日々に、なるように。

遅ればせながら、2018年もどうぞよろしくお願いいたします。

子ども向けワークショップ「飛びだす絵本をつくろう!」atよもぎBOOKS

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11月も半ば、イルミネーションもはじまり、クリスマスムードが高まってきました。
クリスマスプレゼントにもうってつけの(?)子ども向け手製本ワークショップを、12/17(日)三鷹のよもぎBOOKSさんで開催します!


紙を折って、切り込みを入れれば、あっという間に出来上がる飛びだすかたち。 
色々なかたちの周りに自由に絵を描いたり、紙を貼ったりして、自分だけの「飛びだす絵本」を作りましょう。

紙から物語がうまれる「せいほん」の不思議に触れてみませんか? 
ツリーやサンタクロースなど、クリスマスモチーフもご用意します。

開催日時 2017年12月17日(日) 
     11時〜12時、13時〜14時、15時〜16時 
定員 各4名 
参加費 1,500円 
対象年齢 4歳〜小学生くらいまで(はさみが使えるお子さま) 
※未就学児の参加は保護者同伴をお願い致します。

ワークショップお申込みは店頭・TEL050-6870-6701、Email:yomogiworks@gmail.comまで。

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ひとりといっさつの製本教室展 vol.2

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武蔵野市の自宅アトリエにて、製本教室を始めてから、早いものでもう4年半が経ちました。
前のアトリエから通ってくださっている方は、もう5年にもなるのですね……。
こつこつ、じっくり、少人数でのものづくりの時間を育んできました。この秋、2回目の製本教室展を開きます。
手で本を作ることが、作る場が、より開かれ身近になっていったらよいなと思います。ぜひぜひご覧ください。

素敵なDMの写真はズアン課さん、デザインは教室の若きブックデザイナー、金森さんがしてくださいました。ありがとう!


ひとりといっさつの製本教室展 vol.2

2017.11.27(月)~12.3(日) 11時~22時 ※28(火)休み、最終日17時まで
カフェハイファミリアギャラリー(東京都三鷹市下連雀 3-38-4 三鷹産業プラザ1F TEL: 0422-38-8311)http://www.hi-famiglia.com

2年振り、2回目の製本教室展です。
一人が一冊にじっくりと向き合い、手で本を作る濃密な時間を積み重ねてきました。
21人それぞれの、ひとりといっさつ。
記憶や思いを綴じ合わせる手製本ならではのしつらいを、実際に本に触れてお楽しみください。

※会期中、出展者が交代で在廊します。在廊時のみ、作品に触ってご覧いただけます。下記の時間帯は不在になりますので、予めご了承ください。

不在日時(作品に触ってご覧いただけない時間帯)

各日    21-22時
11/27(月)15-19時
11/29(水)16-18時
11/30(木)11-18時
12/1(金) 14-18時

 

ワークショップ「手製本でつくる新しい年の本革手帳」

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横浜市民ギャラリーでのワークショップのお知らせです。

昨年も開催して好評だった手帳を作る講座を、今年は革を素材に仕立てます。
だんだんと表情が変化していく革の手帳。新しい年の相棒となる手帳をご一緒に、つくりましょう。


「手製本でつくる新しい年の本革手帳」

2017年 11/26 [日] 13:00~16:30

古くからヨーロッパに伝わる“手製本”をご存じですか?
大量生産のための製本とは異なり、手作業の積み重ねによって紙の束を1冊の本に仕立てていく技術で、製本工芸とも言われます。

紙を糸で綴じる手作業にじっくりと取り組み、 あたらしい年に向けたあなただけの手帳をつくってみませんか?
今回は、数種類の紙を自由に組み合わせ、表紙に牛ヌメ革を用いて「ロングステッチ」という技法で仕上げます。
*A6サイズの手帳を一人1冊つくります。

  • 対象 15歳以上
  • 定員 20名(応募多数の場合は抽選)
  • 参加費 5,500円(材料費込)
  • 申込締切 11/4(土)必着 ※締切後、当選の連絡を受けた方が講座に参加できます。
  • お申し込みはこちら
2017-10-17 | diary, 制作日記

工房からの風を終えて

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工房からの風、二日間無事終了しました! 

雨という紙作品には過酷な状況でしたが、たくさんの方にじっくりとご覧いただき、お話できて、充実した時間でした。
庭を背景に見る庭の本、よい風景でした。
この二日間に向けて歩いてきた半年あまり、その過程も含めて次に繋がる糸が結ばれていくといいな。

お越しいただいた方々、気持ちを寄せていただいた方々、たくさん助けてくれた家族や友人たちに、心から感謝します。

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