空想製本屋のオリジナル手製本レーベル、atelier bōc がはじまります。
bōc(古英語)
book:本 beech:ブナ
本とブナはその語源を同じくする。
ブナの木のように深く大地に根を張って、植物的ヴィジョンを抱きながら本と人の手との関わりを深めていけるようにと、
空想製本屋の作品制作部門としてこの度スタートします。
手製本の技法に、草木染めや箔押し、活版印刷などを組み合わせ、おもに古い詩歌を編んで制作しています。読むだけでなく、生活のなかで飾ったり季節のしつらいとして楽しんでいただける本をお届けしたいと思います。
本を触り、読み、空間に置くことでその風景やテクストを本の中に閉じ込めてしまわずに、日常にひらく試み。本に綴じられたことばやイメージが種子となって、読んだ人の心の奥に沈み、いつかどこかで芽吹きを迎えるように。
2/13〜2/28のmuseum shop T での展示でお披露目です。
https://t-museumshop.com/2021/01/16/honnotane/
これまでの空想製本屋の受注制作や製本教室などの、お客様がいる仕事に対して、
atelier bōc は、手製本作家、としての創作になります。
これまでもオリジナルの作品は制作していましたが、より豊かに展開していきたいと思い、名づけました。
今後の活動も楽しみにしていただければ幸いです。
2021.1.16
*一部の作品はmuseum shop Tさんの店頭・オンラインショップにてお取り扱いいただいております。