toggle
2016-02-02

「宮沢賢治詩集」宮沢賢治

img_2463bc4a59513088fcad0016e87b3dae

 

01:「宮沢賢治詩集」宮沢賢治

Q1:あなたがこの本と出会ったきっかけは?
小学生の時に、何かの拍子で親に買ってもらったことは覚えていますが、
一体何で買ってもらおうと思ったのか、覚えていません。

Q2:この本のどんな所が気に入っている?
何よりも、自分と一緒に過ごした時間が一番長い本として、
紙の黄ばみ具合とか、表紙のぼろぼろさとかが、とても愛しいです。

Q3:どんな時に、どんな状況で、この本を読みたい?
自分が一人ぼっちだと感じた時。
何度も昔読んでいたため、いくつも、自分の近しい存在のように感じる言葉があります。

Q4:一番好きな言葉や場面は?
特に「春と修羅-mental sketch modified」と、「小岩井農場」。
その独特な宇宙観と、その中にいる「自分」をとらえている姿が、こちらの感覚をいつも新鮮にしてくれるので、好きです。

空想製本屋から
小学生の時から長い時間を一緒に過ごしてきた本だそうで、
製本をしていても、一行一行が依頼主さんの日記のように、感じました。
布装、くるみ製本。
鉱石をイメージさせる、革のモザイクに、銀箔でタイトルを押し、刺繍も銀糸で。
雨、雪、石、つめたい空…北国の透明な自然を想像してつくりました。

*コメントは、持ち主の方の許可をいただいて掲載しています。